相田みつをの書籍を徹底紹介します。

生きていてよかった |相田 一人 /相田 みつを

生きていてよかった生きていてよかった
相田 一人 /相田 みつを
ダイヤモンド社 刊
発売日 1998-01
価格:¥1,680(税込)


旧制中学校時代から書と短歌に打ち込んできた著者は、思考錯誤を繰り返しながら、やがて独自の世界を作り上げていった。
これは詩集というよりは、毛筆で「詩」をうたったアートだ。もちろん毛筆自体も著者の魂が息づく味のある芸術だが、それ以上に素晴らしいのが、著者の気持ちを素直に反映させた文章である。本書では難しい言葉も美しい言葉も使われていないが、それだけに著者の人間性が率直に伝わる。それは、忙しい現代人が忘れてしまった倫理感を鮮やかに甦らせるのだ。それ故、読者は共感と納得のあまり、ページを繰るごとに毎度うなずいてしまうだろう。
例えば、「むりをしないでなまけない。わたしは弱い人間だから」という詩には、誰にでもある人間的な弱さを否定せず受け入れる精神が感じられ、安心感と清々しい親近感を覚えずにはいられない。
読み終わって「生きていてよかった」と思いたくなるような不思議な詩集だ。(今西乃子)

相田先生の魂の結晶です。 2005-04-12
3年B組金八先生のシリーズ7で始めて出会った相田みつを先生の言葉。短いのにものすごく心に響くメッセージの数々。仏教があり、日本語があり、そして相田先生の数々の苦労があってはじめて出来あがったものではないでしょうか。
時にどんな多くの言葉やテクニックをしても伝わらないものがあります。特に近代化、西洋化といったことで多くの情報がありとあらゆる所にあふれている世界で、本当に私達人間にとって大切なものとは何なのかを、あらためて教えていただいているような気がします。読んでいると、ふと日本人でよかったと思える本です。
壁にぶつかった時、どうして良いか分らない時に開くと何気に答えが見つかります。
今私に元気をくれる一番大切な人へ、私から何も伝えられないももどかしいおもいからせめてすばらしい言葉をとおもい1冊、7年間日本で日本語を勉強し、そして働いていたアメリカ人の友人が帰国することになり、こんな日本語もあるよという思いで1冊プレゼント。仕事をやめて悩んでいた友人にも薦めてしまいました。一人でも多くの方に読んでいただきたい良書です。


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この記事は2006/7/16に作成しました。

【相田みつをの経歴】
1924年生まれ。本名:相田光男

栃木県に生まれ、中学校卒業後、歌人・山下陸奥に師事する。

1942年に曹洞宗高福寺の武井哲応老師と出会い、仏法を学ぶ。

1943年に書家である岩沢渓石に師事し、全国で展覧会を開催する。

1991年永眠。